物語の体操を読んでいる。小説の書き方をレクチャーするハウツー本なんだけど、それに留まらない射程の広さを持っている。人間の物語るという行為の哲学的基盤なり、文学とは何か、オリジナリティとは何か、というハウツー本の基軸から大塚英志の文学理論を開陳した本という感じになっている。民俗学から出発してオタク文化を経由して文学理論かあ。ただ、文学畑の人々からは評価されてないみたいだね。
ちなみに買ったのは、以前「やる夫で学ぶ小説の書き方」みたいな2ちゃんのスレッドで勧められていたから。
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